あなたのナチュラル・ライフを【おいしく】【たのしく】【オモシロく】
五風十雨のメールマガジン 10号
まいど!
自然食品店『五風十雨』の奥山こと、イシマンです!
記念すべき10本目のメルマガです。
はじめて当店のメルマガをご覧になる方もいらっしゃることでしょうから、節目節目で本メルマガのご説明を少しだけ。。。
【五風十雨のメルマガ】はセールス感がとても薄く、売りがヘタなテキストです。
自然食品店で日々繰り広げられる、接客中におきた事実をもとに一部フィクションが加筆された、オモシロくてたのしい内容を配信しております。
時として業界の裏事情も織り交ぜますので、自然派のあなたのお役の立てる時もあるかと思われます。
一番の特徴は、普通のメルマガよりも圧倒的に文字数が多い(笑)。
どうぞ。お時間のある時にでも、ご一笑いただけますと幸甚でございます。
では今号も、あなたの教養には一切ならない出来事から。
*** おいしい ***
昨日の営業中のコト。
店内にデイスプレイされた干し野菜(試食OK)をご覧になっていた、ロシア系の男性と日本人女性。
女性:「この干し野菜食べてもいいですか?」
オヤマ:「あ。いいですよ〜店頭で干したお野菜と果物です。無農薬ですから皮ごと召し上がれますよ〜。レモンも干したので酸っぱいヤツに気を付けてくださいね」
女性:「おいし〜。このオレンジは何ですか?」
オヤマ:「色々干したから混ざってますけど、清美オレンジか甘夏ですね」
男性:「Have to buy!」
女性:「これ買えますか?」
オヤマ:「あ〜それは売り物じゃないんですけど。コレなんかいかがですか?」(自然栽培のドライみかんを渡す)
女性:「イイですね。もらいますコレ!」
一連の会話を聞きながらバックヤードでサボっていたイシマン。
あたかも裏で仕事していた風な雰囲気を醸しながら、バックヤードからノコノコと店先へ歩を進ませるイシマン。
ロシア系の男性客を見た瞬間に全てがリンクしました。
以下、初回メルマガの回想。
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先週もイロイロありましたが、ひとつだけピックアップすると。
ロシアの方と思しき、まるで「ミルコ・クロコップ」(格闘家)のようなお客様がいらした際に、ジュース類と一緒に「燻りたくあん」をお求めになりました。
秋田育ちのイシマンにとったらいわゆる「いぶりがっこ」です。
日本語はあまり話されないご様子だったので、(もしかしたら、ハムなどの加工肉と間違って購入したのではなかろうか?)と思い、おもむろにその「燻りたくあん」を手に持って、指をさしながら「これ知ってますか?」とバリバリの日本語で聞いてみました。
すると。
「ツケモノ!シッテマス!」
「おーまい、が===!」(イシマン)
お客様がお帰りになった後で、隣にいたオヤマ君(相方)は
「なんか雰囲気で分かりましたよ。知ってるなコノ人は。燻りたくあんを知っている雰囲気でしたよ!」と、
知ったふうな口を、年上の私にきくのでした。
おしまい。
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そうです。He Comes Back!
大変失礼ながら、間違いなく一見さんがフラっとお買い物されたパターンだと思っていたのですが、リピートでのご来店だったのです。
うれしくなったイシマンは、日本人女性の通訳を介して男性に声をかけました。
イシマン:「私の間違いでなければ確か以前、いぶりがっこを購入されていましたよね?」
女性:「He リメンバー うんらた かんたら」
男性:「Yes。Yes。」
イシマン:「その時、あなたがスモークハムかソーセージと間違って購入されていないかな?と思って声をかけたんですよ」
女性:「かくかく シカジカ Ham ソーセージ 」
男性:「Ahhhahahahaha。I knew いぶりがっこ!」
イシマン:「あははhaha。」
女性:「彼はいぶりがっこが好きなんですよ〜」
イシマン:「そうだったんですね。。。」
・・・・・・。
オヤマ君は
「やっぱそうですよね〜。知ってましたよねっ。いぶりがっこ!」
とは、言いませんでしたよ。
ええ。
年上のイシマンに気を使ったのか、逆に気を使わせたのかわかりませんが、自然食品店でのキャリアと技量を念押しすることは無かったですよ。
でもイシマンの心のなかではリフレインされるのです。
「燻りたくあんを知っている雰囲気でしたよ!」
「燻りたくあんを知っている雰囲気でしたよ!」
「燻りたくあんを知っている雰囲気でしたよ!」
「燻りたくあんを知っている雰囲気でしたよ!」
「燻りたくあんを知っている雰囲気でしたよ!」
*** たのしい ***
今年のGWは、なんとも長〜い連休のようです。
五月だけに五月雨(さみだれ)の連休よりは、観光地やレジャーでの経済効果はすこぶる良いのかもしれませんが、地場に根差したローカルな産業はかなりグラつく五月になりそうです(汗)
他人事ではない五風ですが、当店の実力では国民の休日を変える術もありませんし、みなさまに外出を控えるように勧告する力もありません。
あ〜。
休日を変えるくらいの権力(ちから)が欲しいっ!
・・・・・・。
脱線しましたが。
五風では連休なんてものは一切関係のない営業ではありますが、一部のお客様からGWはどこにも行く予定がないから、何かオモシロいイベントでもやってよ〜。とのお声を頂戴しております。
そこで、本日決定したイベントがありますのでご報告を!
五風十雨が得意とするイベントスタイル。
「なんか〜。価格とか。内容とか。モロモロ考えるのが難しくて。とりあえず無料なんで来てくださいね。決算書はアレですけどがんばりますので、楽しかったり、オモシロかったらドネーションお願いしまっす」
通称:ドネ(ご寄付のコトです)
【五風ライブ開催決定!!】
GWの昼下がりにハーモニカの生LIVEを「あなたに」。
倉井夏樹 / ハーモニカ奏者
新潟県長岡市出身。5歳からハーモニカを吹き始め、19歳でプロとして活動を開始。2016年FUJI ROCK FESTIVALに出演。2018年には17カ国を旅する海外ツアーを行う。また2019年には日本ハーモニカ賞 特別賞を受賞するなど、年々活動の場を広げている新鋭ハーモニカ奏者。3歳と1歳の子を持つ二児の父でもある。
サンプル音源はコチラから。
イシマン:「FUJI ROCKって金払えば出演できるもんじゃないよね?」
オヤマ;「奧山さん。。。当たり前じゃないっすか!実力とオファー無くして無理ですよ。。。ハ〜イ!ぼく FUJI ROCK 出たいでーす!お金いくらですか〜?・・・・・・無理無理無理」
イシマン:「だよね〜。そんな人を無料で招いていいのかね。。。」
オヤマ:「そりゃぁ〜。本筋で言うとアレですよ。。。」
イシマン:「チケット回収だよね」
オヤマ:「でも奥山さん。倉井さんのご好意を無にするものアレですよ!」
イシマン:「確かにアレだね。経営状態もアレな五風だし、コレはご好意を無為にすること無いよね」
オヤマ:「です。当店を気に入ってくれて、当店に新しい風を吹かせようという皆さまのエネルギーを倍加してお返しすればいいんすよっ!!」
「ちなみに食品業界は金払えば受賞することは出来ますよ。モンドセレクションとか。。。」
イシマン:「あ〜。敵を増やす発言いただきました。さすがオヤマくん」
■■ 5/3(金) ■■
五風と夏樹とハーモニカ
場所:五風十雨
住所:世田谷区下馬6-15-11
お問合せ:03-6804-0703
First 14:00〜14:45
Second:16:00〜16:45
参加費:無料(たのしかったらノリでドネしてね)
小さなお子様も、大きなお友達も、み〜んなまとめていらっしゃ〜い。
楽しませますんで是非ぜひGWの後半は五風十雨へご来店くださいませ。
*** オモシロい ***
五風のオジサン2人の休日は月曜のみ。
今時、稀有な週休一日です。
大切な休日なのですが、なんでかな〜。
オヤマくんは休日に冷蔵庫内にたまっていたお野菜を使って、たくさん料理したようです。
イシマンはご近所さんにもらった竹の子を下処理して、煮物を作っていました。
先週のオヤマくんは営業後に「フキ」の灰汁抜きをして、スジを一生懸命とっておりました。
先週のイシマンは営業中に「フキ」の灰汁抜きをして、スジを一生懸命とっておりました。
先週のオヤマくんは営業中、ご常連様に「フキ」のスジ取りを託しておりました。(驚)
もう分かっています。
五風のオジサン2人が「おばあちゃん化」しているのです。
これはもう抗うことではなく、季節柄の手仕事であり野菜に触れあう機会の多い『八百屋』冥利に尽きることなのだと理解しております。
しかし、よくもまぁ。日本人ってやつは癖のある野菜を上手に食べる術を編み出したものだと、二人で痛感しました。
水にさらしたり、糠でゆでたり。
そのことを鑑みると、当時は冬場に作れる葉野菜なんてものはほとんどなくて、雪解けして最初に芽吹く春の山菜や野草は、春を待ち望んだ日本人のココロと体に響くものがあったのだろうと想像している、おばあちゃん2人です。
次号もお楽しみに。
メルマガ退会をご希望の際はお手数ですが以下のリンクよりお願い申し上げます。
URL: http://gofuju.com/xmailinglist/mag/
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